七月 なにげに 我らの夏 
昼の暑さを行ったり来たり
行くのは二人き「ょ」うだい コーリャとヤーシャ
そして出会った でっかいブタに

「ごらんよ 野原になんてブタが
歩いてんだろ」コーリャがヤーシャにおしいたよ
「あいつは どうだろ コーリャ 
みた感じ おれらのパパよりデブになるよね」   
 
だけどコーリャはいったよ「うるせい ヤーシャ、
なんでそんなこというんだよ?
おれらのパパほどのブタなんて
まだ一度だって みたこたねえよ」

(1922) 


原詩